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マンスリーマンションやウィークリーマンションの借りる際の注意点とは?

賃貸住宅市場の多様化の中で、マンスリーマンションやウィークリーマンションの存在感が増しています。これらのマンションは、一般的な賃貸住宅とどう違うのか、借りる際の注意点なども踏まえてみていくことにしましょう。

 

 

マンスリーマンションは主に1ヶ月単位、ウィークリーマンションは主に1週間単位で借りる賃貸住宅ですが、契約期間について明確な定義はなく、当初から数か月や1年といった契約で借りる場合のほか、1日単位で借りられるものもあります。

 

あらかじめベッドやテーブルなどの家具、テレビ、冷蔵庫、電子レンジ、洗濯機などの生活用品が揃えられているケースが多く、部屋の鍵を受け取ればすぐに入居することができます。

 

建物1棟がすべてマンスリーマンションやウィークリーマンションとして運営されている場合だけでなく、一般の賃貸マンションあるいは分譲マンションの1室がマンスリー(ウィークリー)マンションとして貸し出される場合もあります。

 

また、同じマンスリーマンションなどの中で、部屋によって運営会社が異なるケースも見受けられます。

 

 

長期滞在するには割高で生活機能に乏しいホテルと、入居時の手続きが煩雑で転居費用などもかかる賃貸住宅の中間的な住居として、以前からマンスリーマンションやウィークリーマンションは存在していました。

 

しかし、長期出張のビジネスマンや、家の建て替えに伴う仮住まいなどが主な需要層で、社会的な認知度も低かったことでしょう。

 

2008年3月の定期借家法施行を機に、新たな賃貸ビジネスモデルとして参入する事業者が増加し、認知度の高まりとともに、不動産会社が管理物件の空室対策としてマンスリー(ウィークリー)マンションに転用する事例も多くなりました。

 

一般的な賃貸住宅は、主に2年契約で敷金や礼金、仲介手数料などのほか、保証人を必要とする場合も多くなっています。契約を更新する際に、地域によっては更新料も必要となります。

 

これに対してマンスリー(ウィークリー)マンションは短期の契約が前提となり、敷金や礼金は不要です。ただし、運営会社によってはマンスリー(ウィークリー)マンションでも保証人を求められる場合があります。

 

 

不動産賃貸業として「定期借家契約」に基づき運営されている場合と、ホテル業(旅館業)による長期宿泊の形態による場合とが混在していますが、利用者から見ればその判別は困難なことでしょう。

 

契約期間中の家賃を一括前払いする場合、翌月分家賃を1ヶ月ごとに支払う場合など、費用負担の方法も運営会社によってまちまちです。家賃を一括前払いした後に途中解約が必要になっても、金銭の返還を受けられない契約になっていることも多いようです。

 

また、不動産会社が仲介する場合には契約に先立って重要事項説明が行われます。しかし、大半のマンスリー(ウィークリー)マンションは所有会社、もしくは所有会社から一括借り上げをした運営会社(サブリース会社)が貸主となり、利用者との間で直接に契約を結ぶため、重要事項説明はされないことが少なくありません。

 

気軽に借りられる反面で、解約時の手続き、違約金の規定、問題発生時の責任の所在などについての確認が疎かになりやすいので、契約前に十分な注意が必要です。

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